皆さん、こんにちは、ゆるゆる中長期投資家億り猫ノラだよ。
ところで、「日経平均最高値!」「S&P500、史上最高値を更新!」ニュースを見るとマーケットは景気の良い話ばかり。
でも、皆さんの中には「私の生活はちっとも楽になってないんだけど?」と、強烈な違和感を覚えている人がいっぱいいるんじゃないかな?ノラも強く感じているよ。
株価が上がっているのに、庶民の生活は苦しい。この矛盾こそが、今のマーケットの最も危険で、かつ面白いポイントだよ。
今回は、この「違和感相場」の裏側で何が起こっているのか、富裕層だけが知っている秘密と、私たちがどう備えるべきかについて語り尽くすね。
なぜ株価だけが上がり続けるのか?——「違和感相場」の正体
今の株高は、単なる景気回復ではない、いくつかの特殊な要因によって支えられているよ。
金融緩和が生んだ「ジャブジャブマネー」の行き場
2020年以降、世界中の中央銀行がコロナ対策などで大量にお金を市場に供給したよ。
(金融緩和)。この「👛ジャブジャブマネー👛」は、実体経済(庶民の給料や消費)にはすぐに行き渡らなかったけど、株式市場や不動産などの「資産」へと流れ込んだよ。
つまり、行き場を失ったお金が、株価を押し上げ続けている状態だよ。
AIと少数の「巨大テック企業」への集中投資
特にアメリカでは、一部の巨大テック企業(生成AI関連など)の成長期待に、世界の投資マネーが集中しているよ。
この現象は「集中相場」とも呼ばれ、株価指数(S&P500など)の上昇の大半を数社が牽引しているよ。
富裕層は、すでにこれらの成長株を大量に保有しているため、資産が雪だるま式に増えているんだ。

「コストプッシュ型インフレ」が庶民を苦しめる
株価が上がる一方で、皆さんの生活を苦しめているのが「インフレ(物価上昇)」だよ。でも、今のインフレは、景気が良くて給料が上がったから起こっているインフレ(デマンドプル)ではないことが多いよ。
原材料費や輸送費の高騰(コストプッシュ)によって、企業が値上げせざるを得なくなっているのが現状だよ。
企業は値上げで利益を守れるけど、給料が追いつかない庶民の購買力は低下し、生活は苦しくなるよ。(これが株高なのに生活が苦しい最大の原因だよ。)
株高と生活苦の「矛盾」が示す2つの危険性(@ ̄□ ̄@;)!!
この「違和感相場」は、長期的に見て2つの大きなリスクを抱えているよ。
格差の拡大による「社会不安」
株価上昇の恩恵は富裕層に集中し、庶民との資産格差はさらに広がっていくよ。この経済的な不公平感は、社会の分断や政治的な混乱(ポピュリズムの台頭など)を生み出し、マーケットの不安定要因となり得るよ。
資産バブル崩壊の恐怖
株価が「実体経済」や「企業の稼ぐ力」から大きく乖離し、期待や投機マネーだけで上がっている状態は、やはりいつか限界を迎えるよ。
特に、金利が上昇して流動性が引き締められると、急激に資金が引き上げられ、バブル的な崩壊につながる危険性をはらんでいんだ。

💠富裕層の次の手💠彼らは「何を守り」に入っているのか?
富裕層は、この「違和感」を誰よりも感じているよ。彼らは次の暴落が、単なる調整ではなく、大きな社会的な混乱を伴う可能性も視野に入れているよ。
彼らが今、より意識している「守り」はこれだよ。
キャッシュの増加と「質の高い債券」へのシフト
先ほど話した待機資金(キャッシュ)をさらに増やしつつ、万が一の暴落時にも価値が下がりにくい「超」優良な国の債券や短期債に資金を移す動きが加速しているよ。
株価暴落時に銀行が破綻するような事態になっても、国債は信頼性が高いからだよ。
伝統的な「分散」を超える「地理的分散」
これまでは「株と債券」という資産の種類での分散が主流だったよ。でも、今はアメリカ一強の時代が終わるリスクも見据えて、新興国など、異なる経済サイクルを持つ国や地域への投資比率を少しずつ高めているよ。
自分のビジネスやスキルへの再投資
富裕層は、マーケットの変動に左右されない「自分自身」の稼ぐ力を最も重視するよ。株や投資で得た利益を、新しいビジネスや、時代が変わっても価値が落ちない「スキル」の習得に再投資する動きも目立つよ。
💠結論💠違和感を「気づき」に変えて、今こそ行動を
多くの庶民が感じている「株高と生活苦の違和感」は、今のマーケットの真実だよ。
この違和感は、「ただ株を買っていれば儲かる時代は終わるかもしれない」という、私たちへの強烈なサインだよ。
この違和感を無視せずに、富裕層が実践する「現金比率の増加」と「徹底したリスク分散」を今もう一度見直したほうがいいかもね。そして、次のチャンス(大バーゲン)に動ける準備を始めよう。
今回のノラの記事は、これから投資で豊かになろうとしている人、そしてすでにFIREを目指したり、ノラを含めてだけど、FIRE達成している人にとっては、水を差すような、身も蓋もない話に聞こえたかもしれないね。
「株高なのに生活が苦しい」という現状認識は、ノラたち個人投資家にとって、夢や希望をくじくような厳しい現実だよね。でも、その厳しい現実を直視することこそが、長期的に生き残り、豊かになるための鍵だとノラは思うよ。
次回は、FIREや資産形成の夢を潰すのではなく、「リスクを乗り越えて、確実に夢を叶えるための考え方」に焦点を当てた、もっと前向きな気づきをゲットできるブログ記事を書くね(´・∀・`)🫶。
それではまたね👋🎵🎵🎵
ノラより🐈⬛💕💕💕
【出典リスト】
記事で紹介した「守り」の鉄則は、主に以下の理論や戦略に基づいているよ。
現在の市場の特殊性および、リスク対策については、以下の機関やデータが背景にあるよ。
- 国際通貨基金(IMF):世界の金融システムの安定性や、資産価格の過熱に関する分析レポート。
- 各国中央銀行の経済分析:アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)などによる、現在のインフレ構造(コストプッシュ型)や経済格差に関するデータ。
- 所得格差データ:OECD(経済協力開発機構)や世界銀行が公表する、富裕層と庶民の間で格差が拡大していることを示す統計。
